2007年11月10日
嘆きのテレーズ
エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」をマルセル・カルネが映画化。病弱でマザコンな夫と意地悪な姑の間で虚しい日々を送っていた若妻の前に現れた逞しいトラック運転手の男。よくある不倫の関係になるのですが、夫と愛人のトラック運転手の間でいざこざになりついに夫は殺されてしまう。これは突発的な出来事だった。ここまでは、よくある話かなあと思ってみていましたが、そこから先の展開は二転三転あって目が離せず面白かった。
ヒロインを演じたシモーヌ・シニョーレがとても美人なのですが、全くニコリとも笑わないのですよね。でも、知的な不倫関係がかえって悪い印象を与えない。遊びの恋ではないのだった。愛人のトラック運転手の雰囲気も悪くはなかった。それから姑が途中から廃人同様になってしまうのですが、ものが言えない代わりに睨みつけるような目が怖い。
そして、やっと幸せを掴んだかと思えたのですが、意外な結末だった。
ルネ・クレマンの「居酒屋」の時もそうでしたが、ゾラの映画の作品は当時のパリの下町というかお店が並ぶ通りや、窓から見える通りや街灯や屋根など、いいですねー。やっぱり、このレトロなパリの雰囲気は好きです。
□原題 Thérèse Raquin
□製作年 1952
□製作国 フランス
□上映時間 107
□監督 マルセル・カルネ
□出演 シモーヌ・シニョレ、ラフ・ヴァローネ
□音声
□フォーマット
□カラー モノクロ
□言語 フランス語
(BS2)
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □001.ヨーロッパ映画□