2008年01月12日
無法松の一生(1943年)
無法松の一生(1943年)
随分昔に三船敏郎主演の「無法松の一生」を観てこの物語が大好きでした。阪妻の無法松の方がいい..という噂も聞いていたので、是非、観たいと思っていた作品。
どちらが良いとは決めかねますが、阪東妻三郎の無法松も最高に良かった。三船敏郎はちょっと格好つけすぎ・・とはいっても元が格好よいので仕方ないところもありますが、阪東妻三郎も男前だけど、もっと庶民的、やっぱり「元祖無法松」という意味では、演技も阪東妻三郎の方が一枚上手かもしれない。
夫を亡くして母と一人息子になった上流家庭の親子を、ひょんな縁から影に日向にと支える車引きの松太郎。暴れん坊のあらくれ男だが、悲しい生い立ちがあり、家庭の愛に飢えて育った為か、この親子の仲の良さに自分も癒されるものがあったのだと思う。
田村三兄弟の華麗なイメージが強いせいか、阪東妻三郎も、同じく華麗で色白で華奢な二枚目スターと思っていたのでしたが、この作品では全然違っていました。骨太なイメージで親しみやすい二枚目半という庶民的な俳優さん。邪心のない役でもあったためか、田村三兄弟より、幼く子供らしい純粋さのあるような感じがして、それが良かったです。
宮川一夫のカメラも良かった。カラカラと回る車の美しいこと。松太郎が太鼓をたたく場面の雲の沸き立つシーン、邦画ならでは・・でしょう。
ラストはやっぱり泣かされましたねえ。三船版と同じとわかっていながら涙・涙です。
□原題 無法松の一生
□製作年 1943
□製作国 日本
□上映時間 81
□監督 稲垣浩
□出演 阪東妻三郎、永田靖、園井恵子、月形龍之介
□音声
□フォーマット
□カラー モノクロ
□言語 日本語
(CS/ch707)
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □002.日本映画□