2008年03月18日

+BOOK+ 三四郎

著者:夏目漱石

 

 茂木健一郎さんの本を読んでいると、よく、この「三四郎」の事が出てくるので、夏目漱石といえば、「坊ちゃん」「我が輩は猫である」「こころ」しか読んだことのない私は、どうしても読みたくなって手にとったのでした。

 で、読んでみて、やっぱり夏目漱石は面白い、いいわ〜〜と思ったのでした。

 この本は今の東大に入った学生が熊本から上京してくる話で、田舎から出てきた純ですれていない若者が、始めて故郷を離れた都会で出会った人たちの中で恋をしたり..また、失恋という苦々しくも初々しい青春の話。物語の季節的には秋から冬だが今の卒業・入学シーズンの初春に読む方がよく合ってそうな感じ。

 にしても、「坊ちゃん」がからりとした爽やかさがあったが、「三四郎」は結構、重い。特に結婚しない広田先生のその理由はいろんな想像力が働くが、先生の口から出た生い立ちを突き詰めると、かなり重い。そして、突然、嫁いでいく美穪子も野々宮も何か、本音を打ち明けないで仮面をかぶって生きているような歯切れの悪さというか、すっきりしない何かが残る..というので「それから」を今、読んでいます。これもちょっと暗い感じもあるけれど、面白いのでどんどん読んでます。

投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □102.BOOK(小説その他)□

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