2008年03月17日
二十歳の死
□原題 La vie des morts
□製作年 1991
□製作国 フランス
□上映時間 54
□監督 アルノー・デプレシャン
□出演 ティボール・ド・モンタレンベール、レシュ・レボヴィッチ、マリアンヌ・ドニクール
□音声 モノラル
□フォーマット ビスタ
□カラー カラー
□言語 フランス語
(CS/ch260)
◯◯◯◯
アルノー・デプレシャンって名前はよく聞いていたのですが観るのは始めてでした。この作品は1992年のヴィゴ賞をとった話題の作品らしい。
個人的にはすごく好きな感じの作品です。内容は自殺未遂した二十歳の若者の親族が、ほとんど助かりそうにないのをわかっていながらも、彼の回復を待ち続けるために集まってくる..という暗い話だが、当の自殺した本人は一切画面には出てこず、集まった彼と同年代の従兄弟たちの様子や叔父叔母たちの様子を淡々と描いている。
最初にイライラした従姉のシーンから出てくるので一瞬、何がなんだか事情が飲み込めないが徐々に状況が把握できる。従兄姉たちや親族はあまり彼の生死に取り乱すでもなく、どうなるのか..と緊張しながらも淡々と見守っている感じ。その様子があまりにも普通でそれが寧ろとても現実的。ある意味、小津安二郎の「東京物語」に出てくるお葬式の感じに似ている。
この従兄弟たちが集まった雰囲気..すごくよくわかるんです。私にも実は母方だけでも12〜3人の従兄姉がいるので..(^^;;。しかも子供の頃からすごく仲が良いのですが、大人になってからしばらく会っていなかった。祖母が亡くなった時私はまだ20代で、その時に従兄姉たちも久々に集まったのでしたが、その時の雰囲気とこの映画とだぶって見えて他人事に思えないくらいの親近感がありました。
友達以上兄弟未満の関係..血のつながりがある者同士のこの雰囲気と目の前の緊迫感..この作品は、なにか特殊な雰囲気を持っていてすごく好きですね。
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □001.ヨーロッパ映画□