2008年05月11日
素晴らしき日曜日
□原題 素晴らしき日曜日
□製作年 1947
□製作国 日本
□上映時間 108
□監督 黒澤明
□出演 沼崎勲、中北千枝子
□音声
□フォーマット
□カラー モノクロ
□言語 日本語
(CS/ch707)
◯◯◯◯△
最近、NHKで黒澤明の特集をやっていましたね。私は観れなかったので、以前CSで撮った録画で未見の黒澤作品を観ていくことにする。
この作品も良かったです。黒澤作品ってどれも面白いですけど、こういう初期のほのぼの系もいいな。「出た、出た、月が、まあるい、まあるい、まんまるい」っていう歌は後期の作品「まあだだよ」でもでてくるけれど、こんな初期の作品からやっぱり使っていて、黒澤監督ってこういう雰囲気を、持っていたんだなあとつくづく思いました。なんというか、ちょっと夢見る大人..というか・・。
この作品は戦後間もない混乱した日本で、まだところどころ空襲の焼け跡が残るなか、人々が懸命に生きている時代。お金のない若いカップルが日曜日にランデブーをするのですが、まあ、本当に、いろいろな事があった日曜日だね..と言いたくなるような笑い、怒り、涙、夢・・と二人をとりまく。いろんな人々と接して心を動かされ、自分の生き方までいろいろ考えてしまうような一日..一種の冒険的な一日だといっても良いと思う。間借り仲介役のおじさん、浮浪児、酒場の女、音楽堂のダフ屋、インチキなベーカリー・・と次々に出てくる人間模様が実に内容に富んでいて面白い。そして二人で奏でる空想のオーケストラ。ちょっとあまりにも芝居がかっているというか、ファンタジックすぎるようにも思ったけれど、黒澤監督ってこういう一面もあった人なんだろうなあと思いました。すごく純粋というか..。
日本人にまだこんな誠実さと純朴さがあった時代。。このカップルならきっと未来も明るいだろうなあ..日本のその後の成長も感じさせるような映画でした。
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □002.日本映画□