2008年11月13日
ジョゼと虎と魚たち
□原題/英語題 /Jozee, the Tiger and the Fish
□製作年 2003
□製作国 日本
□上映時間 119
□監督 犬童一心
□出演 妻夫木聡 池脇千鶴 上野樹里 新井浩文
□カラー カラー
□言語 日本語
(CS/ch260)
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ピュアで切ない恋愛映画。すごく良かった。以前、映画館で公開された当時は見に行った人のレビューを読んでも、あまり人気がなかったように思うのですが、mixiの邦画コミュなどで、好きな邦画ベスト3によく入ってきているのが、この「ジョゼ虎」なので、一度、観てみようと思ったのだった。で、なるほど〜〜、結構、エッチだけれど、これはいいわ〜〜と思ったのでした。
足の悪い身障者の少女と普通の大学生の男の子の恋愛。少女は長屋みたいな貧しい家におばあさんと二人で住んでいるのですが、ほとんど世間から隠されて育ったのですね。存在がないのです。で、ふとしたことから、この大学生と知り合い、大学生がこの家に遊びにくるようになる・・ま、おばあさんは死んでしまって、大学生は一緒にこの少女と同居してしまう・・んだけれど。
妻夫木くんが理想的な恋人役。格好良くて、さわやかで二枚目半でやさしくて、わがままも聞いてくれる。女の子にもモテモテ。けれどごく普通のどこにでもいそうな感じの男の子。これを天然で演じちゃっているのがいいです。彼以外にこの役はちょっと考えられない感じ。
個性的な少女ジョゼを池脇千鶴が身体をはって演じてましたね。かわいい雰囲気の彼女ですが、それをも打ち破るような..
私はなんといっても、おばあさんの「おまえは壊れ物やから、世間になんの役にも立たへん。分をわきまえろ」という言葉とジョゼがラブホの貝殻のベッドで「あんたと別れたらまたうちは海の底にもぐって貝殻のようにごろごろと転がりながら生きていくんやろうな。」と再び海底に沈むことを「それもまーよしや」という台詞が、なんともいえず共感しました。これは原作にあるんでしょうか?それとも脚本でつくられたのでしょうか?すごい精神的な年齢の高さを感じさせる台詞。
脚本の渡辺あやって、岩井俊二の「花とアリス」の投稿サイトで見いだされたとか??なかなか才能のある人のようです。
犬童一心のカメラもいいですね。長屋住まいの素朴さとか住人とか、子供たちとかの設定。さすがPFF受賞者。PFFはあなどれません。
ま〜、なんといっても、この作品の良さは最後の妻夫木くんの号泣にあるでしょう。確かに役の彼はそれほど「ご立派」な人ではないんだけれど、その普通っぽさと、優しさとこれほど「込めて」人を好きになった純粋さが観るものも打つんだと思います。それは、救いでもあるし。きっとみんな、心のどこかに求めてあるものだから、これほど人気があるんだろうなあと思いました。私も好きな作品になりそうです。
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (1) □002.日本映画□