2008年11月25日
どろろ
□原題 どろろ
□製作年 2007
□製作国 日本
□上映時間 138
□監督 塩田明彦
□出演 妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、中井貴一
□カラー カラー
□言語 日本語
(レンタルDVD)
◯◯◯△
CGは確かにもうひとつだが、予想外に面白かった。原作は読んでいないのでかえって良かったかも。
親の野望とひきかえに魔物に身体の48カ所を食われた赤ん坊・百鬼丸・・目もなく口もなく耳もなく手足もない・・捨てられたが、ある妖術使いみたいなおじさんに拾われて、死人でつくった仮の手足や顔を与えられ、生きながらえる。
この時の子供時代の百鬼丸の表情が、なんともいえず、印象的。無垢で目が見えず、口も聞けない、耳も聞こえていない..まるで三重苦のような、また人ではないような、けれども澄んだ美しい瞳の子供。そのまま大きくなって青年になった百鬼丸を妻夫木聡が演じているのですが、本当に子役のままのテンションが下がらずに無垢な役にハマっているところが、良かった。
また百鬼丸にこうるさくつきまとうどろろ役の柴崎コウも、彼女ならではの個性を発揮した役で、いろいろ賛否両論はあるようですが、私的にはかなり良かったと思う。
親のエゴで大半のものを失った百鬼丸。しかし自らの力でそれを取り戻そうと奮闘する様は現代の親子関係にもあてはまるものがあると思うし、元気のない若者にエネルギーを与えるのではないか..と思う。
その反対に戦争のさなかでも必死で子供を育てたどろろの親。正反対の親を持つ二人。しかし、どろろの生きようとするパワーもまたすごい力のあるものだ。
自分の力で切り開いていけるということを暗にしめした手塚治虫の傑作だと思いました。そして若さの無垢と純粋とをみた作品でもありました。
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □002.日本映画□