2008年11月26日

アキレスと亀

□原題 アキレスと亀

□製作年 2008

□製作国 日本

□上映時間 119

□監督 北野武

□出演 ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子

□カラー カラー

□言語 日本語

(静岡サールナートホール)

◯◯◯△

 

 サールナートホールへビートたけしの「アキレスと亀」と「東南角部屋二階の女」を見に行く。で、本命は「東南角部屋二階の女」だったのですが、「アキレスと亀」の方が面白かった。

 裕福な家庭のお坊ちゃまが、画家を志して、絵ばかり描いていたのだが、父親が事業に失敗、家は破産して両親とも自殺、農家の親戚に預けられて、苦労ばかりの人生をたどる画家の話。結婚して、理解ある妻に恵まれるがは才能は一向に開花せず、無謀な狂気じみた行動ばかり。

 追いつこうとしても、追いつけない、満足感などない..芸術の追求をテーマにしている・・・とはいえ、アキレスとはもともとスポーツ的な意味合いを持っているものだから、この作品のテーマも芸術の追求というよりは、むしろ、どこまで「狂気」になれるかの我慢比べみたいな、筋力トレーニングみたいな意味合いを持っているように思った。こういう努力の地道さが、日本人の感覚なんだよねえ、きっと。だから、ピカソやミロやカンディンスキーの単なる物まねみたいな絵になっちゃうんじゃないのかな??私自身も含めて(^^;

 少年期・青年期ととてもスムーズに切り替わっていくが、中年期でビートたけしが演じてからは、なんかテンションが全然前の二人と違ってて、別人みたく感じてしまい、そこがものすごく違和感。出ているオーラみたいなものが違うんですよ。

 ギャグを一番楽しんでいるのも、当のビートたけし本人のように思えたけれど、それはそれで観ているだけで楽しい。

 夫婦愛の暖かさはとても良かったが、肝心の絵を描くということが、なんだか馬鹿げてみえた作品だった。

投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (1) □002.日本映画□

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