2009年11月15日
トルパン
□原題 Tulpan
□製作年 2008
□製作国 カザフスタン=ドイツ=スイス=ロシア=ポーランド
□上映時間 106
□監督 セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ
□出演 アスハット・クチンチレコフ、サマル・エスリャーモヴァ、オンダスン・ベシクバーソフ
□カラー カラー
□言語 カザフスタン語、ロシア語
(CS/ch260)
◯◯◯◯
東京国際映画祭でグランプリをとった作品なのですが日本ではDVD化されていないらしくCSでやっていた。私はこういうカザフスタンとかちょっと辺境の旧ソの映画って好きなんですよね。
兵役を終えた青年がお嫁さんをもらって遊牧民の安定した理想の暮らしをしようと、希望をもってお見合いにのぞむのだが、その地域に一人しかいないという若い娘さんは顔も見せず、遊牧生活になるような結婚に首をたてにふらない。姉夫婦に半分養ってもらっているような青年は姉の夫である義理のお兄さんにも肩身が狭い。友人のちょっとエッチなドライバーの青年は都会に行こうと彼を誘うが。。
とにかく砂漠みたいな草がわずかしか生えていないところで羊を飼って生活する。家はテント式。モンゴルの遊牧民とほぼ変わらない。しょっちゅう、砂嵐や竜巻が襲う、おそろしいほど自然の厳しいところ。そんな中で、羊たちも人間もぎりぎりに生活している。
姉夫婦には子供が3人いて、一番下の子はようやく歩きだしたようなまだ幼い子。上のお兄さんはテレビもゲームも何もないけれどラジオを持っていて、そこから流れてくるニュースを全部そらで暗記している。下の女の子は歌を歌うのが大好きで広大な土地に何かを発散するように大声で歌う。そのあふれるような生命力感。
「日本では太陽電池の開発があってソーラーで電力をおこせる装置がある家を売っている。その装置をここに持ってくれば、この砂漠でも電気が通るんだ...」と、将来の希望と夢を友人に話す青年。確かにこの雄大な自然の中で電気やテレビがある暮らしが出来たら素敵かもしれないな・・と思った。
この青年がなんとなく爆笑問題の光に似ているんだよね。日本人とあまり顔付きとか変わらない。姉の夫は浅野忠信に似ているし。
羊がうまく育たないから、移動しよう...と決まった時に思わず歌いだす姉とその子供たち。その元気の好さ・生命力感は、歌ってこういうところから派生してきているんじゃないかなあと思った。多分、フラメンコも厳しい生活環境から出てくる生命力なんだろうと思う。
投稿者 nao : 00:00 | トラックバック (0) □005.合作映画□