|
あ い う え お
か き く け こ
さ し す せ そ
た ち つ て と
な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ
ま み む め も
や ゆ よ
ら り る れ ろ
わ 数字

(○は邦画@はアニメ)
計22本
ファインディング・ニモ
ファウスト
ファニーとアレクサンデル
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
フェリーニのアマルコンド
フェリーニの8 2/1
フェリーニの道化師
フォーゲレット城
@ふしぎなエレベーター
冬の光
冬の街
冬物語
○FRIED DRAGON FISH
○BROTHER
ブラザーサン、シスタームーン
ブラザーズ・クエイ・コレクション
フランケンシュタイン
ブリキの太鼓
ブリジッドジョーンズの日記
フリーダ
不良少女モニカ
風櫃の少年
|
ファインディング・ニモ
FINDING NEMO
監督:アンドリュー・スタントン
日本語版ボイスキャスト: 木梨憲武 室井滋 赤坂泰彦
2003年 アメリカ映画 100分 CG
★★★☆
きれいな映像です。カラフルだし、水の動きも素晴らしい、波も、ゆらゆら動く海藻も。まさに画面が熱帯水族館..という美しさ。カクレクマノミという魚の過保護のお父さん・マーリンとちょっと身体に欠陥がある幼い息子ニモのとてつもない冒険のお話。人間に捕らわれたニモを探しに、お父さん魚マーリンがはるばる大海を、人間の住む街までやってくる..という。一緒に旅する相棒の魚ドリーは、数分前の事を忘れてしまう..という魚なんだけれど、すっごい面白いのよ、これが。。超お気楽極楽な性格で..。ラストはこういう映画には欠かさないハッピーエンドだし、この映画を一緒に見に行ったお父さん・お母さんの方が、何か教えられる映画かも。子供も大人も楽しめます。 (04.07.05)

ファウスト
FAUST
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
出演:ピーター・セペック
1994年 チェコ映画 97分 カラー (レンタルビデオ)
★★★★☆
面白かったです。「アリス」が入門編なら「ファウスト」は応用編というか・・・映画としてもかなり面白い。この先「オテサネーク」や「悦楽共犯者」などは、一体、どうなっていくんだろう(^^;とちょっと怖いような・・(笑)
俳優さんが演じる実写と木でできた操り人形の劇場と、いわゆる現実と舞台がまぜこぜになって混沌とした構成が、普通の映画とはひと味違った面白さを出しているように思う。
通りで不思議な地図をもらった男。その地図には赤い印がついている・・・何度もその紙を捨てるがどこともなく地図は再び男の前に現れる・・とうとう男は地図の赤い印がついているその場所へ赴くと、そこは倉庫のような古い建物で、いきなり中から走り出てきた別の男とあやうくぶつかりそうになりながら、男は中へ入っていく・・・そして世にも奇妙な「ファウスト」の舞台が始まるのだった・・
「ファウスト」の原作は読んだ事ないのですが、ストーリーそのものが面白いものだから、それにシュバンクマイエルのいろんな脚色が仕掛けてあるわけだけど、それが人形でしかできないような、実に巧妙でアートなのです。森のような坂道をゴロゴロろ転がってくる悪魔や天使の巨大な木の頭部の口から、これまた無数のミニチュア天使やミニチュア悪魔が出てきたり、外では人間、劇場の中に入ると悪魔の人形・・など。そして、再びこの劇場に入ってくる別の男と、今までの男とすれ違うエンドレスを思わせるラスト・・・
シュバンクマイエルの「ファウスト撮影日誌」によると、この映画をつくっている間じゅう、関係者が殺されたり、事故にあったり、自殺したり、精神錯乱になったり、怪我したり、主役をやったピーター・セベックも病気が悪化、映画公開後亡くなっている・・・など、奇妙な事件が続いたらしい。シュバンクマイエルはこれらの不幸を「メンフィストの新たなる犠牲者か」などと書いている・・・ファウストについてに「不正操作に対する反逆」という一種の哲学を持っているようでかなり全てがブラックですが、とても興味深く読んだ。 (05.05.10)

ファニーとアレクサンデル
Fanny Och Alexander
監督:イングマール・ベルイマン
出演:ペルニッラ・アルヴィーン、バッティル・ギューヴェ
1982年 スウェーデン=フランス=西ドイツ合作 310分 カラー
★★★★★
5時間という壮大な絵巻ドラマながら、そのテーマにも関わらず重くもなく、あっと言う間に見終わった..という映画。ベルイマンの映画を見るのはこれが始めてなのですが、実はずっと昔に「日曜日のピュ」という北欧の映画のそのミステリアスな雰囲気がいつまでも頭の中に残っていました。それはベルイマンが脚本を手掛け、ベルイマンの息子が監督した映画だった・・その時にも大変印象深かったのです。
この映画はベルイマンの自伝的な映画であるという。裕福な劇場主の家庭に生まれたファニーとアレクサンデルは、大女優だった祖母や俳優の父、女優の母、従姉や叔父叔母、多くの召し使いに囲まれて何不自由なく暮らしていたが、父の急死により生活が一変、母が再婚した相手は厳格な宗教者ヴェルゲールスであった。母と一緒にヴェルゲールスの住む古い古城にひきとられたファニーとアレクサンデルは、厳しい生活を強いられる...そして幻視の能力を持つアレクサンデルはそこでヴェルゲールスの亡くなった先妻と子供達の幽霊を見るのだった・・・
最初のプロローグは不思議な出だしであるが、第一部あたりは、あまり面白くないのだけれど、第2部のお父さんが急死した後から、話しがどんどん面白くなってくる。アレクサンデルが見る幻想や幻視をベルイマンが本当にうまく映像に写し出して、素晴らしい..の一言。ベルイマンがキリスト教の「神」を信じていなくて、むしろ、岩や水や木や雲に神が宿る..といった日本の神道..アニミズムに近い思考を持っているんじゃないか..ということがところどころ伺えて、本当に興味深いと同時に、私は、言葉にならないほど、その映像がうったえかけてくるものに感動してしまった。幼少の頃、私もまた、そういったものに自然と深く精通していたように思い、何か胸騒ぎみたいな郷愁がありました。
最終的には悪党にされてしまうが、宗教者のヴェルゲールスが「この私がこれほど人から憎まれようとは・・・私はあの少年(アレクサンデル)が恐ろしい」という言葉にも、何か胸うたれるものがあり、その最後は、あまりにも残酷な気さえしたが、この許しのなさ..もまた、作品の陰影がはっきり出ていて素晴らしいと思う。サタンはこの宗教者についていたのか、それともアレクサンデルについていたのか..霊的、悪魔的な演出や映像も素晴らしいです。
アメリカやイタリアやフランスは映画の本場..という認識があるけれど、ベルイマンはスウエーデン映画でも傑出した存在で、彼がスウエーデン映画と思っては大間違いらしい。DVDもほとんど発売されているらしいので、また少しづつでも集めたいと思う。これほど、自分の感性というか、子供の頃から持ち合わせていた精神的なものに深く精通した映画があるなんて..私はこの映画をもっとずっと以前から知っているような、そんな気すらしてしまいました。こんな映画に出会えたことが、本当に嬉しいです。(04.06.11)

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
BUENA VISTA SOCIAL CLUB
■監督:ヴィム・ヴェンダーズ
■出演:コンパイ・セグント ライ・クーダー
1999年 ドイツ・アメリカ・フランス・キューバ映画 105分 カラー
★★★
◇キューバ音楽のドキュメンタリー映画。音楽を愛してやまない気骨の精神とノスタルジア。

フェリーニのアマルコンド Federico Fellini Amarcord
監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:ブルーノ・ザニン、プペラ・マッジ、 マガリ・ノエル
1974年 フランス・イタリア映画 124分 カラー
★★★★ 原題「アマルコルド」は「私は思い出す」という意味らしい。その題名の通り、フェリーニが生まれ育った北イタリアのリミニでのさまざまな思い出をエピソードのようにちりばめて描いた作品。
主人公は一応、チッタという少年とその両親を中心に描いているけれど、特別にきまった主人公といったわけではなく、村びとのあんな人やこんな人、ちょっとしたお祭りや事件などをノスタルジックに回想していくような展開。村一番の美女、それれを追いかけまわすチッタを含めたワルガキに少年たち・・けれども、ちっとも相手にされない・・、両親の大げんか、ファシストたちに拷問された父親、学校の様子・・この場面は「ニューシネマ・パラダイス」と思いっきりだぶってくる..精神病院にいる伯父を連れ出して家族で行ったピクニック..途中で伯父が樹にのぼり降りてこうようとせず、「女が欲しい〜」と大声で叫び、みんなを困らせる・・巨乳のタバコ屋のおばちゃんにせまられておっぱいを吸わされたり...と次から次へとイタリア人らしい気さくさと悪戯と笑いが炸裂。そして母親の死を経て、最初の綿(マニーネ)が飛ぶシーンに戻り、少年たちの憧れの美女が結婚して村を去っていくところでフェイドアウト...。誰もが持っている故郷の思い出をフェリーニ個人の回想の中でノスタルジックに謡いあげている。
さすがに、自分の郷愁とは、大林映画とかのようには残念ながら重なってはこないけれど、その辺はイタリアと日本の環境の違いもあるかな。けれど、やはり不思議なノスタルジックな魅力のある映画でした。(05.04.05)

フェリーニの道化師
I Clowns
■監督:フェデリコ・フェリーニ
■出演:フェデリコ・フェリーニ、アニタ・エクバーグ
1970年 イタリア映画 91分 カラー
★★★★
◇幼少の頃から道化師に深い憧憬を抱いていたフェリーニの道化師を訪ねるドキュメンタリー的な映画。ラストシーンはさすが。

フェリーニの8 2/1 監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、 クラウディア・カルディナーレ
1963年 イタリア映画 140分 白黒 (レンタルビデオ)
★★★★★
「そして船が行く」でフェリーニづいた私は、勢いにのって、とうとう「81/2」に再度挑戦。実はこの映画は過去に2〜3回観ようとしたことがあったのだけれど、いつも途中で寝てしまうので最後まで見たことがなかった。最後に借りたのは、まだインターネットを始める前で7年くらい前。。
そして遂に最後まで観ましたよ。。いやあ、やっぱり最後まで観てみるものです。途中、見覚えのあるシーンが出て来て、やっぱり前回もここまではちゃんと観ていんだ...との記憶も蘇りました。最初の車の中のシーンから空を飛ぶシーン、真っ逆さまに落ちて行くシーン、さすがだと思った。ところどころで、いきなり子供時代の映像や幻想が入っていくるから、何が何かわからなくなるのだけれど、確かに、個人の思いや思念にスタートも終わりもないわけで、この映画はフェリーニの心象風景をマルチェロ・マストロヤンニが扮するグイドを中心に撮っている..。
子供の頃の記憶というのは、案外、若い頃にはそれほど蘇ってこない。小学校を卒業してから成人式までわずか8年しか過ぎていないのに、子供時代なんて、ほとんど思い出さない。若い頃は前しか観て生きていないから、そうなのかもしれない。ところが、年をとるに従って、子供時代の記憶というのは、結構、はっきりと、ものすごく懐かしい大切な記憶として、同じシーンが何度も何度も蘇ってくる..ということがあるのですよね。 だからようやくこのグイドの心情がわかるような年齢になったわけです。そして、映画制作の行き詰まり、疲れ、目がまわりそうな混乱の中で、ラスト近くに出る台詞・・・「これらの混沌は全部僕の中から出て来たものなんだ、何がどうなのかはっきりしたことは言えないが、これだけは言える..人生は祭りだ。ともに生きよう」・・・この台詞には「おおおお〜」と思いっきり感動してしまった。これで、この映画の統べてが尽きたんじゃないか..と思う程、それは力強い洒落たインパクトのある台詞だった。 グイドという人物の目線でずっと語られる映画だから、この最後の言葉に感動するのだろう、それは疲れ果てた人間には生きていくのに、希望ある暖かい力強い言葉でもある。「私は映画だ」といったフェリーニは、この映画で本当に自分自身を表したのかもしれないと思った。(05.03.11)

フォーゲレット城
Schlos Vogel單
監督:フリードリヒ=ヴェルヘルム・ムルナウ
出演:アルノルド・コルフ、パウル・ハルトマン
1921年 ドイツ映画 70分 白黒 サイレント (演奏なし)
★★★★
日本未公開の作品。演奏なしでみたので、全くの無音の中、朝日ホールに4〜500人くらいの人が集まって小さな画面を見つめるという結構、息のつまるような雰囲気もありましたが、映画は内容的にもわかりやすく、しかも、二転三転するサスペンスでとても面白かった。
フォーゲレット城で集まる人々の心理室内劇で、殺人犯扱いの男と失踪事件の謎が解き明かされて行く・・・というストーリーですが、フォーゲレット城が夜に光と陰で浮かび上がるシーンなども謎めいた雰囲気をだしていました。こういう雰囲気がでるのは白黒サイレンスならではかもしれませんね。(05.09.12)

ふしぎなエレベーター
監督:山村浩二
1991年 7分 アニメーション(広島市現代美術館)
★★★
ストーリー性があって、セル画なので、どことなく普通のアニメに一番近い感じ。ある朝。マンションに住む少年はいつも通りに家を出てエレベーターにのる。エレベーターは1階で止まらずにどこまでもどこまでも下へ。やがて着いたのは地階にある不思議な森。少年は森に入っていく。そこでは、奇妙な生き物たちはおり・・。7分にしては起承転結で楽しめました。(06.08.30)

冬の光
NATTVARDS GASTERNA
監督:イングマール・ベルイマン
出演:グンナール・ビョルンストランド、イングリット・チューリン、マクス・フォン・シドウ
1962年 スウエーデン映画 80分 白黒 (レンタルビデオ)
★★★★
最近、同じ監督のものばかり見ているのでちょっと偏りすぎているかな〜と思いつつ、このレビューは書いておかないと・・・。(^^;神の不在三部作のうちのひとつである「冬の光」・・・ベルイマンが、もし自分が司祭になったら・・・という想像で描いた映画らしいのですが、実に厳しい映画でした(^^;;妻に先立たれたある司祭と、彼を密かに愛する女性。この女性をイングリット・チューリンが演じています。そして、司祭のもとへ鬱病をかかえた農夫(マックス・ファン・シドー)がやってくる。彼の妻は身重の身である。彼の妻は司祭に夫を助けてください・・と頼む。ところが、この司祭は、助けるどころか、彼をますます追いつめるような会話をしてしまう・・・・すなわち、司祭である自分も神の声が聞こえない、神は沈黙なのだ・・・と。そして、この農夫はその後、自殺してしまう。誰だって、司祭にそんなことを打ち明けられれば、信じるものなんてなくなってしまうだろう。
そして、司祭を密かに愛する女性・・・司祭と彼女は2年間同棲していた間柄である・・・彼女は彼に結婚してくれるようにせがむ、ところが、司祭は全く、その気がない・・・そして彼女に罵言を投げつけ、これ以上、ひどい事を言うかもしれないから、出て行ってくれ・・・と言う。あっけにとられた彼女は言う・・・「これ以上ひどい言葉があるというの??」
全く、私なら、さっさと別れてしまうでしょう・・・ここまで言われたならねえ(^^;;それなのに、その後の説教についていく(あるいは連れて行く)のは一体何ぞや??と思いもしましたが、それが切ってもきれぬ男女の愛?なんでしょうか?とりあえず、人はそうやって、何がなんでも日常が成り立っていくものかもしれない。
信心がある事の方が、人間は盲目ではあるけれど、無知であっても純粋なのかもしれない。いろんなことを疑って、人も信じられないようになることが、あるいは愛せなくなるということほど、不幸はないのかもしれない。一体、どっちの人生を選んだら良いのだろう。実際、あり得ないこと(神が起こす奇跡とか)は信じられないのだから。
答えのない映画なのですが、厳しい疑問を投げつけられる。「神の不在三部作」のあとの二つも見てみないとわからないことも多いので、ここまでしか書けない。人間にとってとても重要なテーマを描いているのに答えがない。ベルイマンの映画の初期のものはどうしても、ここで止まってしまう感じがします。(ただ「ファニーとアレクサンデル」では違っていると思うのですが・・)
撮影シーンは全体的に清潔すぎる・・・あるいは潔癖といってもいいほどの教会の中の冬の光線と済んだ空気感、司祭の所作の演技が印象的でした。(05.05.29)

冬の街
Uzak/Distant
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:ムザフェア・オズデミル、モハメット・エミン・トプラク
2002年 トルコ映画 110分 カラー (CS)
★★★★
2003年カンヌ映画祭でグランプリを受賞した作品。加えて主役の男優2人が最優秀男優賞に輝いた・・・というわりにはあまり聞いたことのない映画だなあと思ったら、当時は「ウザク」という題名の映画だったらしい。
仕事に芸術と商業とのギャップを感じて疲れ気味のカメラマンと、不況の波に追われて故郷から仕事を探しにやってきた彼の甥っ子との共同生活を冬のイスタンプールの街を背景に描いた作品。男同士でしかも年も離れているためか、なかなかコミュニケーションがうまくいかないぎこちない。甥っ子の方は、船乗りになるのを夢みてイスタンプールの港を歩き回るが職の当てがない。なにか特別な事柄が起きるわけではないのだけれど、イスタンプールの日常的な退屈といってもいいほどの倦怠感のある雰囲気がものすごく良い。例えば、小鳩のなく「クルル・・クルル・・」という声や遠くで聞こえる犬の遠吠えなど、ここは、横浜の山下公園か・・・と思うほど親近感がありました。主役のカメラマンもとてもスタイリッシュだった。地味だけれど好きな感じの作品です。(05.10.12)

冬物語
Conte D’Hive
監督:エリック・ロメール
出演:シャルロット・ヴェリー、ミシェル・ヴォレッティ
1991年 フランス作品 114分 カラー
★★★★
冬物語..ですが、なんだかポカポカとしてくる至福の映画です。この作品は「緑の光線」という作品の続編のような形でつくられているようなのですが、私はこの「緑の光線」はまだ未見です。ロメールの作品は処女作の「獅子座」というのがとても良いらしいですが.。。ううう・・なかなかレンタルにはおいてないんだよね..こういう作品。でも最近DVD BOXになっているようなので、もしかしたらあるかな..
物語は最愛の恋人と共に夏のヴァカンスを過ごしたフェリシーというちょっとファジーな感じのかわいい女性が、ひょんな間違いから彼の住所を聞き間違えて、5年間も離ればなれに..その間に彼女は彼の子を出産までしてい育てていたのだけれど、とにかく、お互い行方不明な関係になってしまうのです。彼とこれからさき巡り合えるあてもないまま、フェリシーは、一人は美容師と一人は図書館の司書という二人の男と付き合っている..そして、とうとう美容師の男と一緒に結婚する決意をして、二人でパリを離れ、美容院を始めるのだが...
女って怖いね....この映画でそう思う男の人も少なく無いと思う..「理論じゃなくて感覚なのよ...あなたが私の運命をともにする人じゃないって、何か違う..ってわかるの...」そう判断した彼女は、あっさり美容師と別れてパリに戻ってきてしまう。一方、ここぞとばかりに図書館司書も彼女に猛烈アタック!!・・・がことごとく外れる..「あなたは私の弟だったような気がするの...だから友達でいましょ..」ってな感じ(^^;;
彼女は何かを強く信じていて、何かを感じている...人は幸せの源にたどりつく糸を先は見えなくてもたどっているものなのかもしれない・・・とにかく、彼女の本当の幸せ、最愛の男性へとたどりつく道は、彼女の勘によってすべて当てられていたと言って良いと思う。「良かったね〜、フェリシー!」って感じのラスト。人と人の繋がり..って現実ではこうであってほしい...ってほのぼのします。ただ、ふられた男性にはかわいそうだけれど..。
冒頭のヴァカンスでのシーンや音楽が本当に柔らかく、優しい感じ。ベルイマンの「不良少女モニカ」とは対局的な作品といっていいかもしれない。(04.06.18)

FRIED DRAGON FISH
監督:岩井俊二
出演:芳本美代子、浅野忠信
1996年 日本映画 50分 カラー
★★★★
この映画は女性はもちろんのこと、男性も浅野忠信が演じるナツロウという少年に惹かれるのもわかるような気がした。・・という意味では男の人の方が受けがいいかも。バンバンと人を殺しちゃうハードボイルドだし。。
街の小さな探偵事務所にコンピューターのオペレーターとして派遣されてきた、とびっきりファンキーな女の子プー・リンウォンは、トビヤマという不審な人物が持ち出したドラゴンフィッシュという熱帯魚の盗難事件から、ドラゴンフィッシュがいる水族館を探しているうちに、偶然、熱帯魚の水槽に囲まれて暮らしている不思議な少年ナツロウと出逢う。そしてそこで盗難されたドラゴンフィッシュも見つけるのだった。
飼っている熱帯魚を食事の材料にして食べてしまうナツロウに、プーも最初は驚くが、だんだん少年に興味を抱くようになる..そのうち彼が密売人の重大な裏組織に関わっていることが判明。けれど、今まで通りに明るく接するプーに少年もだんだん気心を許すようになるが、別れは突然やってきた。。
浅野忠信がなんとも、まだ本当に少年っていう感じ。自分を暗殺しにきたものには、青白い冷たい炎のような冷酷な殺人を繰り返す。また、彼とトビヤマとの関係も、最初は単純に親子??と思っていたけれど、同性愛者..と考える方が、物語にあっているかもしれない..けれど、まあ、そういう話しではないんだけれど。。 「ゴーストスープ」よりさらに短いお話だし、なんだかストーリーがこれから始まる前に終わっちゃった?というくらい、あっさりしていますが、芳本美代子が演じるプーが、最高なコメディを放ってて、思いっきり笑えます。
最後に「ごめん..海、見れなくなっちゃった..」って別れる少年の姿が、本当に幻のように見えて、エンディングで流れるCharaの曲が、さらにその切なさに尾をひくのでした。(笑)(04.04.12)

BROTHER
■監督:北野 武
■出演:ビートたけし、オマー・エプス、真木蔵人
2001年 日本・イギリス共同製作 114分 カラー
★★
◇アメリカに渡ってやくざの抗争に巻き込まれる日本人やくざと黒人のチンピラの言葉なき友情。あ・・!と言う間に次々と人が殺されていくシーンは、痛快なのか..やり過ぎなのか・・。ラストはちょっと「俺達に明日はない」のようだった。

ブラザーサン、シスタームーン
BROTHER SUN, SISTER MOON
監督:フランコ・ゼフェレッリ
出演:グレアム・フォークナー、ジュディ・パウカー
1972年 イギリス・イタリア映画 121分 カラー (レンタルビデオ)
★★★★
意外に近いレンタルショップに置いてありました。見れば、すごく気持ちが浄化されるような映画。ミュージカルということになっているけれど、それほどミュージカルっぽくもなく、歌も適度に入っているけれど、映画らしい映画だと思った。風景などが実に美しく、宗教絵画の風景をそのまま映画にしたような感じでした。
イタリアの街アッシジの聖フランチェスコ(1181-1126)の生涯を描いている。一生を描くというよりは、商人のおぼっちゃまだった青年が信仰(あるいは神??)に目覚め、出家して貧しい人々を助けながら、荒野に打ち捨てられた教会を立て直し、当時の腐敗した教会制度に背を向け清貧を説き、そこに修道院をつくろうとする。そして彼に賛同した仲間の青年たちの青春群像劇でもある。それを見守る親.街の人々や司教。そして当時のローマ教皇にその信仰と存在を認められるまでを描く。
役者さんが実によく演じていて素晴らしかった。特にフランチェスコを演じたグレアム・フォークナーと彼を慕って信仰の道に入る最初の女性クララを演じたジュディ・パウカーは適役。
「ブラザー・サン、シスター・ムーン」という言葉が映画を見るまでは意味不明だったのですが、これは「兄なる太陽よ、姉なる月よ」または「兄なる貧しさよ、姉なる乏しさよ」など、自然界のものや労苦を自分の兄弟のように受け入れながら行きて行く様を意味しているのですねえ。この「ブラザー・サン、シスター・ムーン」という歌のメロディも単純ながらも覚えやすく、 思わず気分の良いときにくちずさみたくなるような曲なのです。
この世の物質には意味がなく、我々には神が宿り、人間は霊という存在なのです。・・というまるでヒッピーのようなフランチェスコとその仲間の青年たちの生活には、賛同もあるけれど、反論もある..。例えば、パンを持っている人に「この世にある食物はすべて神が平等に与えたものである」といってパンをもらってしまう・・とか、ちょっと解せないなあと思った。物質の世界に生きているにはそれなりの意味があり、そのように生きていく必要もあるのではないかと思う。もちろん物欲だけでは人間は破滅してしまうけれど..。もっと適した物質と精神のバランスの良い関係はないものだろうか。。 いろいろ考えさされるとともに、とても愛すべき映画だと思いました。
余談ですが、フランコ・ゼフェレッリの映画は小学生の頃と中学生の頃に「チャンプ」と「エンドレス・ラブ」を観に行ったことがある。特に「エンドレス・ラブ」なんて何度見たことでしょう(笑)。結構馴染み深い監督さんだったのですが、名前とかすっかり忘れてしまってました。。(^^;;(06.06.15)

ブラザーズ・クエイ・コレクション
THE BROTHERS QUAY COLLECTION
監督:スティーブ・クエイ、ティモシー・クエイ
1979〜1992年 アメリカ映画 103分 パペットアニメ (輸入DVD)
★★★★★
始めて買った輸入盤DVD。ブラザー・クエイって双子だったんですね。シュバンクマイエルを敬愛しているから、よく似ているかというと、全然違う。もっと繊細でマニアック・・といった方が良いかな。全体的に夜の雰囲気の画が多く、神秘的でした。
★The Cabinet of Jan Svankmajer (ヤン・シュヴァンクマイヤーの部屋)
1984年 14分 カラー
少年(クエイ兄弟)がヤンの部屋に行って遊んでもらう・・という話らしい。頭に本をのっけた奇妙な人物(はたまたロボット)がヤンらしい。室内の無機質な感じとかキャビネットや何か遊んでいるらしい様子など、不思議と楽しい雰囲気でした。
★The Epic of Gilgamesh Or This Unnameable Little Broom(ギルガメッシュ/小さなほうき)
1984年 11分 カラー
いやいや、これがギルガメシュとエンキドウとは・・・思いもよらなかった。ギルガメシュはピエロと化し、エンキドウは昆虫のような生き物となってでてくる。
★Street Of Crocodiles (ストリート・オブ・クロコダイル)
1986年 21分 カラー
有名な作品ですね。ブルーノ・シュルツの「大鰐通り」が原作で、一応、読んだのですが退廃的なイメージとかは大変よく伝わってきましたねー。さびれた工場跡みたいな感じです。
★Rehearsals for Extinct Anatomies(失われた解剖模型のリハーサル)
1987年 14分 白黒
白黒なので、すきっとした感じ。そして非常に幾何学的・数学的なイメージをもつ作品。なんかイボにさわっているのが妙に印象的(^^;;
★The Comb (From The Museums Of Sleep) (櫛-夢博物館から)
1991年 17分 カラー
この作品がすごく印象的でした。子供の頃、幽霊というと暗闇から飛んでくる手首をよく想像したものですが、まさにそれ。そして意識下にあるような深い森。上に上にとかけられているはしご。壊れた人形の手首だけが生きているように動く。悪魔的・神秘的で良かったです。
★Anamorphosis Or De Artificiali Perspectiva (アナモルフォーシス)
1991年 15分 カラー
横からみるとまともな絵なのに正面からみると何の絵?という、トリック的な作品。英語の台詞がよくわからず残念。もっと英語を勉強しておくんだった(^^;
★Dramolet (Stille Nacht I) (スティル・ナハトI)1988年 1分白黒
★Are We still Married? (Stille Nacht II) (スティル・ナハトII)1911年 3分 白黒
★Tales From The Vienna Woods (Stille Nacht III)(スティル・ナハトIII-ウィーンの深い森の中)1922年 3分 白黒
★Can’t Go Wrong Without You (Stille Nacht IV) (スティル・ナハトIV)1992年 3分 白黒
上の4作品はいずれも短すぎてあまり印象に残らなかったのですが、「不思議の国のアリス」がでてきたような・・うさぎも。シュバンクマイエルが鷹揚な雰囲気に比べ、クエイ兄弟は凝縮された濃い味という感じがする。
★Nocturna Artificialia(人工の夜景)
1979年 20分 カラー
おまけみたいな感じでついていたのですが、クエイ兄弟の始めての短編らしい。これがすごく面白かった。邦題を見るまで「夜」とは、はっきりわからなかったのですが、地下鉄に乗っている男かと思ったのです。暗闇の中を電車にのっている男の夢想的なお話。独特な雰囲気があります。(05.07.06)

フランケンシュタイン FRANKENSTEIN
監督:ジェームズ・ホエール
出演:ボリス・カーロフ、コリン・クライブ
1931年 アメリカ映画 71分 白黒 (レンタルDVD)
★★★★
やや、これはあの「みつばつのささやき」のアナが観ていた「フランケンシュタイン」ではないですかー!というので、借りてまいりました。ホラー映画史上、もっとも重要な作品らしい。フランケンシュタインというのは、このモンスターの名前ではなく、このモンスターをつくった博士の名前なんですね。このフランケンシュタイン博士が恋人もそっちのけで死人を蘇らせる研究に没頭する。相棒でせむしの男に医大から標本だった人間の脳みそを盗んでこさせるが、それが凶悪犯罪者の脳だった。その脳をもった死人が蘇る。それが、このモンスターなのです。なんか、もう蘇った瞬間から悪者扱いでせむしの男にはいびられるし、ますます凶暴化したモンスターは閉じ込められた部屋から抜け出し外で出会った女の子を湖に投げ入れて溺死させてしまう・・・この女の子とモンスターが出会うシーンが、「みつばちのささやき」でも出て来たシーンです。女の子が「私の名前はマリアよ」・・・とモンスターにいうのですねー。このマリアとアナが微妙に重なってきます。これは「みつばちのささやき」をより深く味わうには必見です。
最終的にはモンスターは村人に風車小屋に追いつめられて焼かれて死ぬ(?)のですが、なんか、ちょっと可哀相な哀れさも感じました。女の子から花をもらったフランケンシュタインは嬉しそうな顔をしていたし、女の子を湖に投げ入れたのも殺そうとしたわけではなく、単に知恵足らずのような感覚なので、凶悪にさせてしまったのは人間なのかも・・???でも、やはり外見からしてゾッとする不気味さは今のホラー映画に勝るとも劣りません。私はやはり気味悪かったので個人的には「ノスフェラトウ」の方が好みです(^^;;あと、舞台で演じている感じのセットも面白かったです。

ブリキの太鼓
DIE BLECHTROMMEL
TIN DRUM
DE TAMBOUR
監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:ダーヴィット・ベネント、マリオ・アドルフ
1979年 西ドイツ・フランス映画 142分 カラー (CS)
★★★☆
強烈な映画。個人的には見なきゃ良かったなーと思ったけれど、見ちゃったから仕方ないかなー(^^;;。よくレンタルショップに置いてあるので、かわいい子供の映画かな..と思ってました。それにしては、あまり「いい映画だよ」と話題にもならないし、薦められたことがないので、不思議に思ってましたけど。
第二次世界大戦のポーランドを舞台に3才で自らの成長を止めた少年オスカルの視点でナチス支配下の戦時中を描く大作といえば大作。それにしても、人間が自分で自分の成長を止めるなんてことは到底出来る筈もないので、どことなく寓話的。しかも、一人一人のキャラタクターや性の描写などがグロテスクで生理的に受け付けない人もいるんじゃないかと思うほど。そのグロテスクさが、ナチスが台頭していく時代の歪みを感じさせる。
特にオスカルの母親が何人もの男と関係を持ち、生魚を食べ過ぎて自殺するところや、その前の腐敗した牛(もしくは馬??)の頭からぬるぬるのウナギが出てくる海のシーンなど、気色わるいですね(^^;;。また少女のような女の子が娼婦並みの男性関係を持ち、また主役のオスカルにしても、かわいい子供のような存在...な印象がガラスを割る金切り声の持ち主で、もう、いっぱしのポルノ並みな大人の性描写なのです。それもそのはず。オスカルは見た目は6才くらいですが、年齢的には16〜7才なのですから。どこか奇怪で、わざわざそんな風に描かなくても,,とちょっとげっそりでしたが、映画だからできる寓話でもありますね。しかし、オスカルの目から見る大人たちや戦争はもっと奇怪であったかもしれませんね。でも、やはり同じ寓話的であってもフェリーニやクストリッツアの映画、また「まぼろしの市街戦」の方が好きだなあ。二度は見れないかも..です(^^;;.。(06.06.17)

ブリジッドジョーンズの日記
BRIDGET JONES'S DIARY
■監督:シャロン・マグワイア
■出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース
2001年 アメリカ映画 97分 カラー
★★★
◇独りでも立派に生きて行ける32
歳のブリジッドはダイエットに恋に仕事に奮闘中。なんでもプラス思考で考えて体当たりしていく彼女の結末は..?映画の出だしからストーリーの展開が全部わかってしまって残念。

フリーダ
Frida
■監督:ジュリー・テイモア
■出演:サルマ・ハエック, アルフレッド・モリーナ
2002年 アメリカ映画 123分 カラー
★★★★
◇18才で不慮の事故により生涯治らない痛みを負った女流画家の愛の生をめぐる波乱万丈の人生。フリーダってここまで奔放な人だったのかな。。でも最後は感動。

不良少女モニカ
SOMMAREN MED MONIKA
監督:イングルマール・ベルイマン
出演:ハリエット・アンデルセン、ラーシュ・エークボイル
1952年 スウエーデン映画 92分 白黒
★★★★★
ベルイマンの作品をレンタルで探して、ようやく見つけた1本。原題は「モニカの夏」とか「モニカのいた夏」というものらしい。不良少女モニカ...ってまんまです(^^;。母親を早くになくした19才のハリーは配達係としてお店で働いていたが、近くの八百屋で働いている17才のモニカと知り合う。気弱で線の細いハリーと自由奔放で野性的なモニカ。二人は恋に目覚めて付き合い始めるが、若いがゆえの様々な人間関係のトラブルに嫌気がさし、二人は勤め先を辞めて、ハリーの父親のモーターボードで夏の島々を巡る逃避旅行に出て行く。やがて夏も終わり、モニカには子供ができて、二人の自由な生活は終わりをつげる...
モニカを演じたハリエット・アンデルセンの生命力あふれる野生的な魅力は素晴らしいです。夏の島々に囲まれた海のきらめきも遠くに霞んでみえる島々も白黒画面なのに素晴らしくきれい。二人が歌いながら歯ブラシをしたり洗面をしたり、ダンスをしたり、自由を満喫するシーンもすごくいい。やがて秋が来て、モニカには子供ができるがまともに食べるものがない...そこで、こっそり人家に忍び込み肉を盗み出そうとするモニカ。見つかって捕まり、警察につきだされそうになるも、寸でのところで肉をかっさらって逃げてくる..そのまるで野良猫のような野性味のあふれること..しかし、そんな生活に疲れないわけはなかった。
やがて町に戻った二人に赤ん坊が生まれるが、モニカは赤ん坊の世話をしようとしない..細いパンプスを履き、髪を溶かしながら踊るモニカの、不良っぽい魅力は、共感できなくても充分魅了されてしまうシーンだった。
モニカとは対照的な気弱でビクビクしている感じのハリーも、大人というよりまだ少年。モニカと喧嘩するシーンなどは夫婦喧嘩というより子供の喧嘩なのだ..赤ん坊の世話を一生懸命にしているハリーは観ていてとても愛おしい。最後はモニカに裏切られ去られてしまう..そして赤ん坊を抱きかかえてえて、鏡の中の自分の顔を覗き込むハリー。一瞬、夏の思い出が蘇る、その映像の切なさと、鏡に移った途方にくれたような、一挙に老けたような顔の彼...ハッピーエンドではないのですが、心に残る素晴らしい傑作だと思いました。(04.06.16)

風櫃の少年
風櫃來的人
監督:ホウ・シャオシェン
出演:ニュー・チャンザイ、チャン・スー
1983年 台湾映画 101分 カラー (レンタルビデオ)
★★★★☆
風櫃という港町にすむ思春期の少年3人は大の仲良しだが、喧嘩に明け暮れる毎日。警察沙汰になって、家族からも煙たがれる彼らは、彼らの一人の街に住んでいる姉を頼って、故郷から脱出。事実上の家出をする。田舎から都会に出てきた彼らは貸宿を借り、隣の同棲をしているカップルのお世話になりながら、街の工場で働き暮らし始める..初めて故郷を離れ都会で暮らす少年たちの初々しさや隣のカップルの年上の女性への淡い恋と別れ・・・・この時期にしかないほろ苦い青春が自然に爽やかに描かれた作品。ラストの終わり方がとても良かったし、ところどころに流れる「G線上のアリア」も良い効果を出してます。チャン・ウエインの「太陽の少年」にもよく似ているけれど、「風櫃の少年」の方が元祖..という感じで実に良い作品です。(05.05.05)

|