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あ い う え お
か き く け こ
さ し す せ そ
た ち つ て と
な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ
ま み む め も
や ゆ よ
ら り る れ ろ
わ 数字

(○は邦画@はアニメ)
計12本
恋する惑星
○GO
好男好女
紅夢
故郷の香り
國民の創生
○ゴーストスープ
子猫をお願い
○小早川家の秋
珈琲時光
コーヒー&シガレッツ
○殺しに来た男
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恋する惑星
重慶森林
■監督:ウォン・カーウァイ
■出演:フェイ・ウォン、カネシロ・タケシ
1994年 香港映画 102分 カラー
★★★★
◇一組の男女が登場する二話構成。最初は麻薬密売をしている女と刑事のすれ違う話。もうひとつは警察官とアルバイトをしている女の子の話。後半の話しがキュート。ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」がバックに流れて香港の若者の恋愛や日常を楽しめる。
GO
■監督:行定勲
■出演:窪塚洋介 柴咲コウ
2001年 日本映画 122分 カラー
★★★★★
<ネタバレあり> ひさびさに男気のある痛快な映画だった。暴力シーンも結構多いのだけれど、それもまた痛快。
この映画は日系韓国人の高校生のお話なのだけれど、もしネットの掲示板などを読んでいなければ、この映画の良さも意味もわかっていなかったかもしれない。
ある某所の掲示板にはいろんな人の書き込みがあり中には日本国籍でない人の書き込みもあるのだけれど、私は生まれた時から日本人の中で育ってきたし、外国の国籍の人と一緒に生活したことがないし、親しい友達がいるわけでもないので、そういった方々がどういう気持ちで日本という国で過ごしてきているのか..違和感もあるけれど、ただただその実在をしる..という感じだった。
「国境線なんか、俺が消してやる」
「バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」
差別やイデオロギーへのこだわりがどんなにばからしい事なのか、軽々と告発した映画だ。
考えてみれば、日本は韓国、朝鮮、中国などといった近隣国と難しい関係にあったり差別があったりするけれど
インドにはカースト制度という、ものすごく厳しい制度が今だ、残っているし、イスラエルとパレスチナ、インドとパキスタンまたアフガニスタンの民族同志の争いなどなど、そういったイデオロギーや差別が招いた戦争や悲劇が延々と続くのをストップさせるには、人類のクレオール化しかない...というのは、まさに「国境線なんて俺が消してやる」というこの映画の真髄を言っている。
「自分の拳でその先をつきやぶれ」(だったかな?)とか若さが本当の言葉を言う..という事も感じさせられる映画だった。
原作の小説の方も今読んでいるのですが、すごく面白い。
サリンジャーの「ライ麦畑〜」を思い出すような青春映画でもあって、とても印象深い映画となりました。
柴咲コウが演じる女の子がかわいいし、主役の男の子との恋の行方にも、あたたかい気持ちになれる映画です。<2002.6.18>

好男好女
Good Men, Good Women
監督:侯孝賢
出演:伊能静、林強、高捷
1995年 日本・台湾映画 108分 カラー (レンタルビデオ)
★★★★
「非情城市」「戯夢人生」に続く台湾の現代史3部作完結編。・・・といっても私は台湾の歴史にあまり詳しくないので映画を観ることによって事実を知る..という感じでしたが..。
お話は台湾の抗日戦に参加した白色テロ(下記参照)の顛末を映画にしようとしているクルーと主役を演じる女優(伊能静)の身辺ある出来事、そして撮影中の白色テロのストーリーを追った、現代と過去、映画と現実が行ったりきたりするので、少しややこしい。
女優のリャンジンは恋人であったヤクザのアウェイが目の前で射殺された経験を持つ。3年たった今でも彼への思いがたちきれないでいるリャンジンに毎日のように彼女の盗まれた日記の内容がファックスで送られ、いたずら電話が続く。。一方、彼女が今、撮影にのぞんでいいるのは、40〜50年代に中国に夫とともに渡り、抗日戦に参加しようとして、その後白色テロのために、夫を殺されたジャン・ピーユという実在の女性の物語。やがてリャンジンは夫を亡くしたジャン・ピーユの想いと自分の亡くした恋人に対する想いを重ね合わせていく。
時代を越えてひきさかれる男女の絆の悲しみが、特にリャンジンの日常から伝わってくる映画でした。それは時代背景や事情が違っても、人の情や思いは変わらない..ということを監督は伝えたかったようです。ラストにリャンジンがいたずら電話に向かって泣叫びながら告白する場面は本当に悲しかった。恋人を亡くした悲しみが伝わってきて、それが、不思議と、ジャン・ピーユなど迫害にあった人々の思いにも繋がってくるように感じた。
けれど、映画の内容はモノクロで、実生活はカラーで描かれているので、混同することはないのですが、リャンジンの思いとジャン・ピーユの思いがうまくかぶさってこないと、何がなんだかわからなくある映画..といっても良いかもしれない。例によって長回しが多いし、説明的なものはほとんどないので..。
それにしても、日本に対する批判的なものはあまり感じない映画です。その反対を感じる人もいるようですが..。特に抗日戦に参加しにきた人を最後には処刑してしまう、相手のやり方、そういったものを強調しているように思えた、同族に対する訴えにように感じました。最初に小津映画で原節子が出て来たのもびっくり。(05.01.21)

紅夢
大紅燈籠高高掛/Raise The Red Lantern
監督:チャン・イーモウ
出演:コン・リー、ホー・ツァイフェイ
1991年 中国映画 125分 カラー
★★★★☆
しつこくイーモウ監督の作品を見る。^^;この映画はドロドロの女の愛憎闘争劇なのですが、何故、こんなに余韻が残るんだろう?それもけしていやらしさのない心地よい余韻です。
この作品でのコン・リーは大金持ちの第四夫人として妾になっています。もともと学生だったけれど、父親が亡くなってやむなく大金持ちに嫁いだという、ちょっとお固い才女を演じています。全く男に媚びないところが「菊豆」とは全然違う。
もう年とっている正妻、人当たりがすごくいい第二夫人、もともと女優だったわがままで美しい第三婦人。そして新妻のコン・リーが演じる第四夫人。彼女らは、たがいに「姉、妹」と呼び合って、一見、仲良さそうに一緒にいるが、その実はドロドロの闘いをしている..最初は第三夫人とコン・リーとの対決かと思いきや..話しは意外な方へと進んで行く。
それでこの富豪の主人の顔っていうのがほとんど出てこないのです。どんな人が演じているのかな..と私も注意深く見ていたのですが、最後までわからなかった。動作とか立ち降るまいしか演技として出てこないのです。ある意味、完全に傍役。
この主人がその晩に供にする夫人の部屋には紅い提灯の灯が灯される..それは権威の象徴でもある..これがまた幻惑的な映像で、中国の古いしきたりや大奥を覗いたような感じで素晴らしかった。
コン・リーが、こういった女の闘争にぶきっちょで少し無愛想すぎるほどの気の強い女を演じているのですが、だましだまされる人間関係に嫌気がさしていくところなど、朱に交われば紅くならない彼女の強情さが何かすごく良かった。ラストシーンの気がふれて歩き回る彼女の顔は、本当に仏にようなやさしさやあどけなさを感じてしまい、私は愛おしく感じてしまいました。悲しい結末だったけれど、こんな闘争に勝つことができなかった彼女に何か救われた気分のする映画でした。(04.09.07)

故郷の香り
暖(ヌアン)
監督:フォ・ジェンチイ
出演:グオ・シャオドン、リー・ジア、香川照之
2003年 中国映画 109分 カラー (静岡サールナートホール)
★★★☆
ひさびさにサールナートホールへ行ってきました。「山の郵便配達」の監督フォ・ジェンチイと「紅いコーリャン」「至福の時」の原作者モォ・イエンの映画で、期待して行ったのですが、まあまあの映画。
ストーリーは、故郷に10年ぶりに帰ってきた青年の、もうすでに忘れかけていた初恋の人との再会と彼女との過ぎ去った淡い恋..。って本当に淡いんですよ、これが...。彼女というのは、村一番の美人で、村に来ていた京劇の役者とも恋仲になり、本当なら華やかな舞台で活躍できるような女性だったのですが、さまざまな巡り合わせの悪さから足に怪我を負い、びっこになってしまう..恋仲になった京劇の役者さんは、その頃には既に他の土地に巡業に行っており、結局彼女とは結ばれずに終わる..また、そんな彼女に恋をしてじっと見つめてきた主人公である青年も、大学に行く為に北京へと移るが、絶対に彼女と結婚をする..という約束をしながら、ついにこれを忘れてしまう..また彼女の方もびっこの自分に負い目を感じ、彼と自分は相応しくない..と身を引く決心をする..
忘れるなよ〜〜〜!そこまで約束したんなら〜〜!!と思うわけですよ..そんなものかもしれないのですが..初恋なんて。都会生活に慣れた青年の方は、だんだん彼女の事を思い出さなくなり、違う人と結婚するのです。よくあるお話..といえばそうなのですが.。しかし、びっこになった彼女は可哀想。それにしてもこの控えめさが美しいといえば美しい。
香川照之が思いがけず、おいしい役をしている。キーパソンです。最近、結構汚れ役が多いような感じでしたが、今回は少年のような澄んだ瞳や表情をするので、なかなか良かったです。そういえば大林監督の「なごり雪」にも話しが似ているかもしれない..にしても、なんか都会人優越な映画にもとれてしまう。
あと、ストーリーはちょっと物足りなかったけれど、中国の田舎の風景が、本当に素晴らしい。村の石畳や路地の雰囲気も最高。家屋も古いものだけれど、良い雰囲気で中国田舎風茶屋でも日本で出せば、ヒットするんじゃないか..と思った。景色を見るだけでも結構価値ある作品かも..です。(05.04.19)

國民の創生
The Birth Of A Nation
監督:G・W・グリフィス
出演:リリアン・ギッシュ、メイ・マーシュ
1915年 アメリカ映画 152分 白黒 サイレント (レンタルDVD)
★★★★☆
面白かったです。最初の方は、なんだかダラダラとしている感じがするのですが、だんだんのめり込んで行く形のスリリングさがすごくいい。といっても、とてつもなくあり得ない話ではなく、ごく普通に歴史を扱っているのですが、それがなんで、ここまで面白くなるんだろう!というラストなんですよね。グリフィスは「アメリカ映画の父」と言われているそうですが、やっぱり、今のハリウッドの礎を成しただけあるなーと思いました。
話は南北戦争、リンカーンの暗殺、黒人の台頭と秩序の悪化(?)、黒人の横暴に対抗するKKK団の活躍・・・とまあ、「正義の味方=白人」という感じで悪党の黒人を次々と打ちのめして行くから、爽快さがあるといえば、そうですが、これを鵜呑みにする人はそんなにはいないでしょう。明らかに白人優位な映画であり、ものすごい批判もあったという話はわかる。けれど、黒人と白人の争いの根深さが、この映画を通じてよく理解できた。肌の色の違いという前に憎しみから成り立っているのですね。水と油みたいな性格的な相違みたいなものでしょうか?この作品では白人が正義のように描かれていますが、黒人から見れば、また逆の事件も実際にあったのだろうと思います。とにかく人種差別がいかに根深いか、日本ではわかりづらいアメリカ国民の性質をみせられたような気がしました。
俳優ではリリアン・ギッシュが本当に可愛らしかった。妖精のようですねー。こんなタイプの人はドイツ女優さんにはなかなかいないし、いわゆるお嬢様タイプなのですが存在感もあるし、今の時代にもなかなかいそうにない女優さんで、とってもGOODでした。(05.10.20)

ゴーストスープ
監督:岩井俊二
出演:鈴木蘭々、渡 浩之、デーブ・スペクター
1992年 日本映画 58分 カラー
★★★★
これは面白かった〜(^o^)もともと映画というよりTV放映されたもので1時間弱とショートストーリー。クリスマスにもう一度借りてきてみようかな。。そう、話しはクリスマスシーズン。。おおきなフロアの部屋に引っ越しすることになった一郎(渡 浩之)が、部屋に散らかった荷物を片付けていると、変な女の子と外人が現れる。ナナ(鈴木蘭々)とマール(デーブ・スペクター)と名乗るこの突然の侵入者は、クリスマス・イブにここでパーティをする予定なのだから、出て行け・・!と、一郎をあの手この手で追い出そうとする。何がなんだかわけがわからない一郎も、彼等に絶対譲らない..そうこうするうちに、一郎はふと思い出す..自分が幼少の頃、祖父の葬儀で成仏できない幽霊達の「ゴーストスープ」をもらいに行った時の記憶を・・。
大林監督の映画をちょっと思い出すようなノスタルジーと、奇妙なファンタジーがすごくいい感じで混ざってて、まったりしてる。最初は反目しあっていた一郎とナナが、だんだん協力的になっていく経過も観てて楽しい。ナナとマールの正体も最後まで観てのお楽しみ。。撮影はほとんど家庭用ビデオカメラ..らしいですが、何故、こんなにきれいに撮れるのかな・・(^^;;。サラっと見れる後味のおいしいドラマです♪(04.10.10)

子猫をお願い
子猫をお願い
Take Care of My Cat
監督:チョン・ジェウン
出演:ぺ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・ジヨン
★★★★☆
今、流行りの韓国映画も見ておこう!!というので、あまり期待せずに見たのですが、すごく面白かったです。こういう「ガールズ・ムービー」っていうの、大好きです。随分前に米倉涼子の「ダンボールハウス・ガール」を見ましたが、ストーリーは全然違っていますが、同じパワーを感じました。監督も女性の監督さん。
高校時代の仲良し5人組が卒業して、それぞれの生活の中で、なんとか友情の絆をなくさないでいようと、時々集まるも、だんだん疎遠になっていくものあり・・等身大の女の子たちを描いていて、面白い。特に、ティヒを演じたペ・ドゥナのちょっと子猫のような顔だちの表情ある演技が印象的。OLをしているヘジュはどんどん社会の中に入って生活をエンジョイ、高校生時代の仲間と次第に距離ができてくるのだけれど、かたや両親がいなくて祖父母に育てられ貧民街のようなところで暮らしているジョンは就職先が見つからず、お金の工面にも苦労しているという状況、互いに考え方、ライフスタイルも変わってきているから、ぶつかりあう。この5人の間で一匹の小さな子猫がタライ回しされながら、飼われていくのだけれど、この子猫の存在も欠かせない。
こういうことってよくあることだから、ノスタルジイに浸るかと思いきや、この映画はけしてそうではなくて、ラストあたりは、見ている方も鳥肌が立ってしまうくらいの、鮮やかな大人への旅立ちの映画でもあり、すごいパワーを感じて感動しました。これは見て得した映画でした。(04.12.16)

小早川家の秋
■監督:小津安二郎
■出演:中村鴈治郎、原節子、司葉子
1961年 日本映画 104分 カラー
★★★★
◇京都の酒屋のきままな大旦那を中村鴈治郎がユーモラスに演じている。妻に先立たれた大旦那は家族に内緒で愛人の家に行ったりきたり..眉をしかめながらも見守る家族。おじいちゃん、最後まで好きな事できて良かったね。憎めない主人公。

コーヒー&シガレッツ
COFFEE AND CIGARETTES
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ロベルト・ベニーニ、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレー
2003年 アメリカ映画 97分 白黒(レンタルDVD)
★★★☆
まったりとした気分のいい映画でした。映画館で見に行きたかったのですが、時間がなくていけなかったので、ようやく観ることができました。白黒の映像がおしゃれでしたね。12話の短編からできていて、どの話も必ずコーヒー(または紅茶)とたばこを片手に二人以上の人間がなにがしか語り合う..しかも、どこか会話が噛み合ず、そこがユニークといえばユニーク。しかし、何かちぐはぐも感じさせるものもあり、最初のロベルト・ベニーニが出てくる話が終わった時は、えー、これで終わり?これが12個も続くの??と、馴染めない感じもしたが、最後まで観ると、これが結構、面白かった。特に「いとこ同志??」の心理劇やビル・マーレイのダントツに浮いた存在など妙に印象強かったですね。しかしなんといっても、この映画のラストに出て来た「シャンペン」の二人の老人。老人達が「マーラーが聞こえてくるだろう・・」と耳をすますと本当に美しいマーラーの旋律が流れてきて、そのまま老人が眠る(あるいは逝ってしまう??)ラストがこの作品に本当にまったりとしたゆとりを与えていたと思う。なんか、かなり年寄りモードになってしまいましたが、一服するのにちょうど良いポップな映画ですね。

珈琲時光
珈琲時光
監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
出演:一青窈、浅野忠信
2003年 台湾・日本合作映画 103分 カラー
★★★★★
また好きな映画が増えた。侯孝賢監督が小津生誕100年記念に小津監督へのオマージュとしてつくられたという作品。果たして小津作品に似ているかどうかといえば、同じではないと思う。けれど、この空気感、居心地の良さ..これこそはまさに小津監督に通じるものじゃないだろうかと思う。
ストーリーはいたって単純。東京で一人暮らしをしてるフリーライターの陽子(一青窈)は台湾に彼がいる。台湾旅行から帰ってきた陽子は妊娠している事に気付く。御盆に実家の高崎に帰った陽子は両親にその事を話す。とまどう両親。しかし、そこに激しい口論などない。「結婚はしないから。独りで育てるから」とあっけらかんとした陽子。そして、その陽子を静かに見守る、神保町の古本屋の店主に浅野忠信。
現代っこの娘を持つ両親のとまどい..東京の空気、行き交う電車、街の喧噪..そういったものがずっとカメラのフィルムにおさまっていく。
この映画を好きな人は好きだろうし、何が良いのかわからない..と全く評価が別れるのもわかるような気がする。特に演技らしい演技もなくストーリーも起伏がない。
私は以前から侯孝賢監督の映画で出てくる食事シーンなど、日本版で見たい..日本語だったら、どんなに身近に感じるだろう..と思っていたから、この映画は期待していた以上に良かった。一青窈が演じる若い独身の女の子が行き来する東京の街は、私の若い頃の自分と重なって、あの頃しか感じられなかった空気を再び映画で見出せたのが、本当に嬉しかった。喫茶店でメモしたりパソコンを触ったりして、自分の時間を過ごす感じも良かったし、浅野忠信が演じる男友達が、ふらっと下宿へ遊びにきて二人で過ごす時間も、これがもし自分だったら・・?とちょっとドキドキしながら、でも映画の中では、なんともリラックスしたいい雰囲気ですごく良くて、変に愛を語り合うより、ずっとやさしいシーンだと思った。
いろいろひとつひとつ挙げていけばキリがないのですが、後から思い出すと、余計に味わい深いのがこの監督の作品で、ここのところ忙しいやら嫌なこともあって、すっかり疲れていたので、映画館であのゆったりした空気感を味わえたことに心も休めたような感じで大満足。
そうそう、東京って、あの頃の私にもこんな街にうつってた..そう思いました。(04.12.11)

殺しにきた男
監督:岩井俊二 原作:森詠
出演:下元史朗/小宮佳久
1991年 24分 カラー
★★☆
岩井監督によれば、昔映画館で石原慎太郎が監督した映画があって、それのパクリらしい。ある殺し屋の奇妙な末路を幻想的に描く。最後の殺しの仕事だと言い聞かせながら、山奥にある山荘の主人を殺しにきた男。しかし、殺した筈の主人は、殺しても、殺しても、生き返って殺し屋をせせら笑う。・・・・輪廻とか、あるいは因果応報という観念を描いた作品。ストーリーがよく出来ていたと思う。役者さんが、どうも素人っぽくって、そこがいまひとつな感じがした。(05.07.01)

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